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単純だけど難しい…自分の言葉の力を育てる方法

2022年3月15日
編集後記
中村ゆうと

2021年にスタジオダンクに入社した、新人編集者の中村です。

前職はWEBライターとして、コンビニスイーツや日用雑貨、アニメなどのレビュー記事を毎日書いていました。

ただ、以前と比べて文章を書く頻度が減ったこともあり、久しぶりに何かを書こうとしても、
うまく言葉が出てこず、文章にまとまりがなくなってしまったことが最近の悩みです。

そんな「どうすれば上手に文章が書けるのか……」という悩みは、
大人はもちろん、子どもも抱えがちな悩みではないでしょうか。

例えば、小学生が作文や読書感想文を書こうとしても、
・何から書けばいいのか分からない
・書こうとしている情報の整理ができていない
・同じような言い回しをくり返し使ってしまう
などといった経験があると思います。

そんな子どもにこそ読んでいただきたい本が、
私が編集制作した『マンガとゲームでマスター!10歳までに楽しくおぼえる ことばずかん』(宝島社)です。

この本では、言葉の表現力や語彙力を育てるために、大きく分けて三つの学習方法を紹介しています。

一つ目は「ことば連想ゲーム」というもので、1つのテーマを元に関連する言葉を繋ぎ合わせていくことで、
自分の言葉や発想を広げていくというものです。

類語を広げるだけでなく、読書感想文や、作文を書く際にも応用することができます。
それぞれ練習問題を掲載しているので、コツを掴むことができたら学校の課題などで実践してみてくださいね。

二つ目は「ことばクロスワード」です。
ことわざ・四字熟語・慣用句・故事成語など、教養として身に付けたい様々な言葉を楽しく覚えることができます。
もし問題が難しくて分からないという場合でも、「ことばのリスト」として答えのヒントとなる語群を掲載しているので、
そこから当てはまる言葉を選ぶことができます。

最後に紹介するのは「類語辞典」です。
「笑う」といっても、微笑む、にやける、爆笑など、いろいろな笑いの種類がありますよね。
そういった類語を知っているだけで、自分の文章や話し言葉にグッと具体性や深みを増すことができます。

さらに見出し語に合わせてイラストや1コマ漫画を紹介しているので、
類語と一緒に楽しんでもらえればと思います。

これから小学校へ入学したり、新学期を迎えたりする子どもたちや、
その保護者の方に是非、手に取っていただきたい一冊です。

中村ゆうと
音楽と小説が趣味の新人編集者。初対面の人によく言われる言葉は「ギター弾いてそう」。すみません、楽器は何も弾けないです。