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ソロキャンプブームの真っ只中に「ひとりキャンプで食って飲む」ソロキャンごはんの本が出ました

2020年10月30日
編集後記
渡辺 有祐

弊社では『CAMP LIFE』や『メスティンレシピ』(山と溪谷社)などキャンプ関連の媒体は多く制作させていただいておりますが、キャンプブームを肌で感じる日々です。

先日、キャンプ場に行こうと予約を取ろうとしたところ、土日はまったく予約ができず。。ならばと元々予約ができないキャンプ場に朝向かうとチェックイン待ちで大行列になっていて、結局入ることはかなわず。

その後付近のキャンプ場へ問い合わせたり飛び込んでみるもなかなか入れず、ようやく「バンガローなら空いている」というところに滑り込ませていただきました。

最近は都内近郊の公園なんかでデイキャンプを楽しむ人も増えていますよね。

バンガローは6〜8人くらいの規模感の畳があるだけの小屋でしたが、同じようなキャンプ場難民になったソロキャンプの男性が2組、入ってきました。その後ファミリーと男性2人で、バンガローも埋まりまして。土日のキャンプはかなり前もって予約をしないと、ほんと大変です。

それにしても、バンガローに泊まることになったソロキャンプの方々。1人で寝るには広い部屋だったかとは思いますが、ソロキャンプ、流行っておりますね。

昨年の9月に出た『CAMPLIFE』秋号は、付録のおかげもあって完売御礼。火付け役の一端を担えたのではないかと思っております。

前段が長くなりましたが、10/29にソロキャンパーにオススメのレシピ本が発売されました。そちらの制作を担当しましのたで、ご紹介させていただきます。その名も『ソロキャンごはん natsucampの「ひとりキャンプで食って飲む」レシピ』(学研プラス)です。

著者は初代ソロキャンプ女王の称号をもつ、natsucampさん。チャンネル登録者数10万人にもなろうとしている、人気YouTuberさんです。

natsucampさんはお酒大好きな方でして、キャンプが好きなのも「酔ってそのまま寝られるから」というほど。実は私も、そこがキャンプの一番の魅力だと思っております。宅飲みでもない限り、どこかで呑んでも「帰宅」というミッションがあるのがイヤなんですよね。

その点、キャンプでは家で呑んでいるような、そのまま寝られる良さがあります。

そんなnatsucampさんのレシピは、酒呑みの心を絶妙にくすぐる仕掛けが満載です。

とにかくさっさとつまみが欲しいときの「ズボラメニュー」が充実。もちろんお肉の章もありまして、これがまた酒に合う味付けなんです。各レシピはオススメのお酒の種類も紹介しております。もちろんnatsucampさんの主観ですが、参考になりますというか、その気持ちわかるーってなります。

とりあえずアヒージョにしておけば、大体は正義みたいなところあるじゃないですか。なので、アヒージョだけの章があったりもします。

そして秀逸なのがお鍋の章。この章は、すべて、残り汁や食材を使ったリメイクレシピも紹介しています。〆の一品までセットでレシピになっているのは、ありがたいですよね。

このほか、朝ごはんやランチにオススメの単品ごはんメニューや、人気のホットサンドメーカーを活用したレシピなど、豊富なラインナップになっております。

気になった方は、ぜひ本を手にとってみてください。そして、natsucampさんのYouTubeもぜひ!レシピはもちろん、ソロキャンプの楽しみ方など紹介してくださっているので、これから始めたいという方には大変参考になると思いますよ!

natsu camp

最近、キャンプ場にいらっしゃる猫さんたちに癒されております。みな人懐っこい。

 

 

 

渡辺 有祐
フィグインク代表取締役。キャンプから登山、ダウンリバーまで、野外活動を趣味としながら、書籍の編集ライティングを生業とする。また、アウトドア料理専門レシピサイト「ソトレシピ」の初代編集長。