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【フォントかるた】エディトリアルデザイナーなら間違えずに札をとれるか!?

2020年8月7日
コラム
佐藤 明日香

こんにちは、デザイン部の佐藤と申します。
突然ですが「フォントかるた」なる物をご存知でしょうか?


かるたと言えば、絵とひらがな1文字が描かれた「取り札(絵札)」と、
絵札の内容が文章で書かれている「読み札(文字札)」がセットになった物が一般的ですが
このフォントかるたは

取り札が様々なフォントになっているのです!

様々な書体が並んだ様子を眺めるだけで
デザイナーはもちろん、フォント好きにはたまらないこちらのかるた。

数年前、出掛け先で衝動買いをして棚に飾りっぱなしだったのですが
外出自粛期間中、自分の絶対フォント感を試す良い機会と思い、あそんでみました。

 

あそびかた


取り札には「愛のあるユニークで豊かな書体。」と、フォント違いで書かれています。
読み札には「フォントの名前」「フォントの解説」「取り札と同じ書体見本」が書かれており、
並べられた取り札の中から読み札のフォントと同じものを当てるのがゲームの主旨となります。

さて、このフォントかるたは読み手がいなくても遊べるように作られており
上のように読み札の書体見本を見ながら探す楽しみ方もアリですが

付属のケースに入れることによって、書体見本を隠して遊ぶこともできます。
今回はこちらの「フォント名」と「解説」で挑戦していきたいと思います。

 

チャレンジスタート

まず最初のフォントは

こぶりなゴシック
大人の女性向け実用書あたりでよくお見かけします。
個人的によく使うフォントなのですぐわかるだろうと思ってたのですが、

(どっちだ…?右かな…)

 

あーーーーーー!!!(ちなみに左のやつでした)

初手から派手に間違えてしまいました。
游ゴシックとこぶりながこんなに似ていたとは…

早くも暗雲が立ち込めてまいりましたが気を取り直して次に参ります。

 

太ゴB101 Bold
ちなみに、リュウミン・太ミン・見出ミン・中ゴ・太ゴ・見出ゴ・じゅん
が、モリサワの「基本7書体」のようです。最強の布陣ですね。

 

無事正解。

 

その後はこんな感じで取っていきました。
リュウミンやゴシックMB101など、仕事での使用頻度が高いものはわかりやすいです。
(こぶりな間違えたけど。)

 

(W8だとけっこう太めの明朝だな)

 

また候補が二つに絞られました。

 

ヒラギノはあんまりクセがなさそうなほうだから…

 

(あっっ)

ちなみにマティスはアニメ「エヴァンゲリオン」で使用されていることで有名です。

 

次のターンは明朝体が続きましたが善戦いたしました。

 

その後も

 

間違えたり

 

とったり

 

を、繰り返し、結果は……

48枚中お手つき5 でした

 

間違えられた皆様

正楷書は行書と間違え、モアリアと明石は形が思い出せなかったのでまったく別のフォントと間違えました。

 

おわってみて

かなりじっくり時間をかけて見比べないとわからなかった物が多かったので
まだまだ修行が必要だな……と思いました!
読み札に書かれた「フォントの解説」も読み応えがあって、
普段の仕事ではなかなか使用しないフォントとも向き合う良い機会となりました。

終わってから気づいたのですが、ケースへの入れ方を変えるとフォント名のみでのチャレンジも可能とのこと……!
次回はフォント名のみでチャレンジしたいです。

 

「フォントかるた」公式HPはこちら
https://www.fontkaruta.com/

佐藤 明日香
デザイン部所属。児童向けのかわいいデザインを得意としてます。 好きな言葉は「時短」と「2way」