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レジ袋に代わるエコバッグを探していたら「風呂敷」の便利さを再発見!

2019年12月20日
コラム
栗田 さつき

地震、台風、豪雨と、このところ自然災害が相次ぎ、その被害の甚大さは地球温暖化の深刻さに結びつきます。これ以上、温暖化が進まないように私たちができることは何か、真剣に考え行動する必要に迫られています。

目次

 1.  私がすぐにできることは「レジ袋」を使わないこと

 2.  レジ袋を風呂敷に代える

  2- 1 スーパーのカゴから商品を風呂敷に移す方法

  2- 2 風呂敷をバッグ型に作ってから物を入れる方法

  2- 3 ビンものを運ぶときはどうする?

  2- 4 重いものを運ぶときはどうする?

 3.  まとめ

 

1.    私がすぐにできることは「レジ袋」を使わないこと

温暖化につながる問題としてレジ袋の存在があります。なんでも2020年7月からはすべての小売店でレジ袋が有料になるそうです。もちろん消費者である私たちは、まずレジ袋を使わないことが一番です。

このところスーパーではエコバッグを使う人が目立ってきました。私もエコバッグを使おうと探し始めていたところ、ふと「風呂敷」の存在に思いあたりました。浴衣の収納で使っている風呂敷があります。これを使えないかしら?

早速、風呂敷の使い方を調べてみました。驚いたことに、風呂敷をレジ袋の代わりにすでに実践している人がたくさんいます。

私もすぐさま、これら意識の高い人たちに続いて実行しようと思ったのです。

2.  レジ袋を風呂敷に代える

私が持っている風呂敷は一辺が約90cm、少し大きめです。逆にこれくらいの大きさがスーパーでの買い物にちょうどよい感じ。大きさや結び方などをいろいろ試して、私なりに風呂敷の使い方をまとめました。

2- 1 スーパーのカゴから商品を風呂敷に移す方法

①会計を終えた後、別のカゴを借りて風呂敷をカゴの中にセットし、そこへ購入した商品を入れる。

②風呂敷の、隣り合う角の端と端を真結びする。
③二つの持ち手を握って持ち上げ、カゴから外す。

たくさんあった食品も、風呂敷一枚で間に合いました。

 2−2 風呂敷をバッグ型に作ってから物を入れる方法

<その1>風呂敷を三角に折り、両端の角をそれぞれ輪にして一つ結びし、裏返して袋状にします。写真の風呂敷は一辺が約105cmと大きめなので、物をたくさん入れられて便利です。

【作り方手順】
①裏面が表になるように三角に折る。
②端を一つ結びする。
③もう一方の端も一つ結びする。
④裏返して袋状にし(結び目が内側になる)、上部分を真結びして持ち手にする。

<その2>上の袋と結び方のプロセスは一緒ですが、裏返すときに一つ結びした部分を正面になるよう角度を変えると下のような形になります。

結ぶ手順は、<その1>①〜③まで同じ。結んだところが正面になるようにずらし、持ち手部分を真結びする。

 2−3 ビンものを運ぶときはどうする?

昔ながらの瓶包みという結び方が重宝します。ここではワイン2本を包みましたが、缶ビールや味醂、料理酒など細長いものを包むときに便利です。また柄がおしゃれな風呂敷ならラッピングのようにワインなどを包み、そのままプレゼントしても喜ばれるでしょう。ここでは一辺が約90センチの風呂敷を利用しています。

2−4 重いものを運ぶときはどうする?

この結び方は「スイカ包みといい、名前の通り丸いスイカを運ぶのに適しています。スイカ以外に、普段はお米や味噌、食用油など重量のあるものを運ぶときに便利です。

 

3. まとめ

♦風呂敷をレジ袋の代わりに使うなら、素材は木綿がおすすめ。丈夫で滑りにくいため使い勝手が良いのです。

♦包むものの大きさや量によって、大小2枚の風呂敷を使い分けると便利です。

♦風呂敷とは思えないお洒落なデザインが増えているので、若い人が持つと逆に新鮮な印象になります。

 

▲風呂敷とは思えない今風の図柄。上の二枚は共に「浅草くるり」で購入。サイズなどで値段は多少違いますが、一枚2千円くらいで買えます。

♦「浅草くるり」では風呂敷を購入すると取っ手をサービスしてくれます。写真下のように取っ手を風呂敷で結んでバッグのようにして使います。

♦風呂敷は持ち運び以外にテーブルクロスにも利用でき、現代的な図柄はおしゃれな印象です。木綿素材は汚れても洗濯がラクなのも嬉しい。

<最後に>

レジ袋以外に、家庭でできる温暖化対策をもっと具体的に考えてみましょう。

このところエアコンの温度設定や、ゴミを資源回収に出すこと、蛍光ランプを使用するなどはかなり浸透しているように思います。

しかしもっと日常的に気をつけたいこと、あるいはうっかりやってしまうことがたくさんあります。

例えばシャワーの水を長い時間無駄に使っていないか、テレビをつけっぱなしにしていないか、炊飯ジャーをずっと保温にしていないか、洗顔や歯磨きのときに水を出しっぱなしにしていないか、などなど。

これらの残念な習慣を一人ひとりが見直し改善するだけでCO2削減に結びつきます。まずは自分の生活習慣を見直すところからはじめてみましょう。

 

撮影協力:三輪友紀(スタジオダンク写真部 )

栗田 さつき
編集一筋、だいたい30年(微妙なお年頃なので)。楽しい情報をいっぱいお届けします。