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ビーズの始まり!? 浅草でとんぼ玉をつくってみました

2019年7月5日
浅草案内
いしぐろ

散歩しながらネタ探し

ブログで紹介するためのいいネタが何かないかなと浅草の街を歩いてみました。

いつもと視点を変え、少し上を見ながら歩いてみると、普段は見落としてしまう面白いものがあるものです。

 

素敵なポージングの力士や… …

うなぎ屋さんのかわいいキャラクターなど。

面白いものを見つけては、ニヤニヤしながら写真を撮っていると

こんなお店を見つけました!

とんぼ玉作れます!!

しかも30分で!!

ということで、今回はとんぼ玉をつくってみよう!

と、即決です。

 

とんぼ玉ってどんなもの?

突然ですが、皆さんはとんぼ玉をご存知ですか?

ちなみにこんなものです。

すごくザックリと言ってしまえば、柄が入ったガラス玉のこと!

お店の方が教えてくれたのですが、柄が入ったガラス玉(ガラスビーズ)は

日本では吉野ヶ里遺跡でも出土していたり、正倉院にも収蔵されているようです。

つまりとんぼ玉はビーズの先祖とも言えるんですね。

江戸時代に南蛮貿易によって諸外国から新たな技術が伝わり

江戸技法が発展したものを江戸とんぼ玉と呼ぶのだそうです。

 

制作前の色選び

受付をすませると、たくさんのとんぼ玉を見せてもらいます。

左から

無地、パウダー、水玉、ラインと分かれていて、右に行くほど難易度が上がるとのこと。

また、大きさも大きくなるほど、制作時間が長くなるそうです。

今回は標準的な大きさで、ラインのとんぼ玉を作ってみることにしました。

 

次にとんぼ玉の色を決めます。

まずは太めのガラスの棒を選んで、ベースの色を決めます。

次にラインにするための細いガラス棒を選びます。

お店の方にも相談しながら

ベースは緑、ラインは白と青のマーブルに。

完成したとんぼ玉は、大きさの目安にするためお借りしました。

色を決めたら制作スタート!

ちなみに、制作前にお店の方が

制作工程のお手本としてガラス玉を一つ作ってくれます。

その後マンツーマンでサポートしてもらい

作ることができるので、とっても安心!

 

とんぼ玉のベース作り

まずはガラス棒を熱していきます。

ガラス棒を左右に動かしながら

赤い線から白い線へガラス棒を下ろしていきます。

いきなりガラスを高温にしてしまうと割れてしまうそうです。

ガラス棒が温まったら、火の根元に。

あっという間にガラス棒が溶け始めました。

溶けた部分が下に落ちてくるので落ちそうになったらガラス棒をくるりと回します。

この作業を繰り返してとんぼ玉を大きくしていきます。

ある程度大きくなってきたら、離型材という白い土のようなものがついた金属の棒をあたためます。

ここから両手を使うようになるので一気に難しくなってきます。

金属の棒に溶けたガラス棒を巻きつけて

火の中に入れながらクルクルと回します。

クルクル回していくと

こんな感じで、とんぼ玉の形になってきました!

 

とんぼ玉にラインを入れる

ライン用のガラス棒を溶かして

とんぼ玉に溶けたライン用のガラスをクルクルと巻きつけます。

巻き終わるとこんな感じに。

とんぼ玉を冷やして完成

ここまでできたら最後にこの中(園芸で使う何かだそうです)とんぼ玉を入れて冷まします。

冷めたらとんぼ玉の完成です。

とんぼ玉作りを終えて

お店の方の作り方を見て、とんぼ玉を冷ますまでが30分弱。

冷まして完成したとんぼ玉を受け取るまでに1時間弱の時間がかかりました!

ガラスはコップや器など、日常生活で毎日手にするものですが、実際に自分の手でガラスを溶かして加工をする機会はなかなかありません。実際にガラスの棒を溶かして、コロコロしたとんぼ玉が出来上がると小さな達成感を感じることができました。

作る前には「きれいだな」としか見ていなかったガラス玉ですが、作ってみてからはガラス玉の美しさだけでなく、職人さんの偉大さも感じることができました。

冷却時間は浅草散策をしていればあっという間に過ぎてしまうので、ぜひ一度体験してみてください。

今回は30分1500円でとんぼ玉を一つ作るコースでしたが、他にもたくさんのコースがありました。

 

今回協力してくれたお店は

江戸とんぼ玉専門店 みはる

〒111−0032

東京都台東区浅草1−32−14

TEL 03−3843−6571

 

いしぐろ
ダンクグループに入社して、十数年。たくさんの本と関わらせていただきました。ここ数年は、自宅でこどもと遊ぶ時間が多いため、こどものワクワクを大きくする本づくりを意識しています。どなたか、世界の遺跡を紹介する児童書を取材つきで作らせてください。