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スイーツ男子の浅草甘いもん巡り 裏浅草編 「つむぐり」&「菓子工房 ルスルス」

2019年6月17日
浅草案内
石井貴大

せっかくのブログということで、前からやってみたかった甘いもの(スイーツ)の紹介をしてみようかなと思います。

ちなみに私は男性ですが、甘いものが昔から大好きです。三度の食事は小食なのに、ケーキやクッキーならいくらでも食べることが出来てしまうのですから不思議ですよね。

 

甘くておいしいものが多いよ浅草

そもそも浅草は、甘いものが大変充実しています。
舟和の「芋ようかん」や、木村屋の「人形焼き」、亀十の「どらやき」等は、皆さんも一度は聞いたことがあるでしょう。行列ができるほど有名なお菓子です。
私も大好きです。

しかし今回は有名どころがある表通りからちょっと外れて、裏浅草で魅力的なスイーツを探しに行ってみました。

 

裏浅草=浅草寺の裏のエリア

裏浅草とはいわゆる浅草寺の裏側にあたるエリアです。観音裏とも呼ばれます。

観光客で溢れかえる雷門から浅草寺を結ぶエリアに比べて、一気に人通りが少なくなりますが、魅力的なお店が実はたくさんあるんです。

日曜日の昼間でも、こんな感じです。ちなみに同じ時間帯の雷門前は歩くのも大変なくらい混んでいました。

 

一軒目 季節のフルーツサンドが美味しい静かな古民家カフェ「つむぐり」

[男性の入りやすさ]入りやすい。
[距離]浅草寺より徒歩約8分。ちょっと遠め。
[混み具合]日曜日に予約なしで行っても大丈夫。(運がよかっただけかも)

浅草寺病院脇の通路を北に向かってまっすぐ進み、言問通りを越えて閑静な住宅街を約7〜8分歩き、楽視眼科さんのある十字路を左に曲がると「つむぐり」ののぼりが出ています。

浅草寺からの行き方はこんな感じ。

入り口はこちら。民家に挟まれた小径の奥に、ひっそりとたたずんでおります。

「静かに過ごしたい人が、穏やかで豊かな時間を過ごすための場所」がコンセプトのこのカフェは、古民家をオーナーがセルフリノベーションしておしゃれな空間に仕上がっています。

裏浅草ならではの雰囲気が出ていますね。

入店するとびっくり。ザ・古民家。

店内は田舎の実家に帰った時のような、どこか懐かしい香りがします。

初来店の人には、お店の人からカフェでの過ごし方の説明があります。

必ず店頭の注意事項を読みましょう。

メニューはこちら。

どれも美味しそうで選ぶのに迷います。

ちなみに……

メニューは読み物が一緒になっており、ここにはつむぐりでの過ごし方や、メニューの説明などが書いてあります。

さて、なんにしようかと悩みますが、今回の目的は甘いもの。
つむぐりのオススメ「季節のフルーツサンド(¥600)」と「生姜蜂蜜檸檬(¥600)」を注文します。

つむぐりといえば「季節のフルーツサンド」と読み物の中にも書いてありました。

お店の雰囲気を楽しみながら、しばし待ちます。

都会の喧噪から切り離された、穏やかな空間……。

そして、

きました!

季節のフルーツはその時々で変わるのですが、この日は赤肉メロンのフルーツサンドでした。お店の方から食べる前に、「果汁が溢れ出るので気をつけてくださいね」と言われた程、果肉がたっぷり!

わくわくしながらまず一口食べる。すると途端に果汁が溢れ出る。その贅沢さ……! 見える側だけでなく、中まで大量のメロンがつまっていました。しかもパンはもちもちで、至福の味わいです。

生クリームは甘さ控えめ。果肉の甘味を引き立てる、名脇役。

こちらは一緒に注文した生姜蜂蜜檸檬。

そのまんま生姜・蜂蜜・檸檬の組み合わせなのですがこのバランスが絶妙! 中にはたっぷりの生姜と檸檬が入っていて、それぞれの風味が際立った少し濃いめの味わいです。

あまりの美味しさに、一瞬で食べ終わってしまいました。ボリュームもしっかりあって、甘いもの好き男子の私も大満足。

ふらっと訪れて、甘いものを食べて、ほっと一息を付ける素敵なお店です。ぜひ皆さんも、よって見てください。

ちなみに、2階席もあります。ただしこちらは一見様お断り。2回目の来店からでないと上がらせてもらえません。次は2階席、行ってきます。

濃厚シュークリームが美味しい焼き菓子店! 「菓子工房ルスルス」
[男性の入りやすさ]入りやすい。
[距離]浅草寺より徒歩約3分。すぐ近く。
[混み具合]日によっては行列ができることも。

浅草寺に向かって右側、浅草神社脇の通路をまっすぐ進み、こちらも言問通りを越えて「みちびき花の辻商店街」と書かれた柱を通り過ぎるとすぐに見えてきます。

浅草寺からの行き方はこんな感じ。

浅草寺横のこの通路を抜けて行きましょう。

こちらが、菓子工房ルスルス浅草店。

実はこちらのお店も、古民家を改装して作られているのだそうです。

行列ができることもあり、という情報を見て行ったので「並ぶかな?」と覚悟していましたがこの日は運良くすぐに入ることができました。

が、

なんと現在カフェお休み中!
カフェで一息つきたかったのですが、これはちょっと残念です。

気を取り直して中に入ってみると、美味しそうなバターの香りがふんわりただよって来ます。

ルスルスさんは焼き菓子屋さんですので、ショーケースには本格的な焼き菓子がずらり。

生菓子もたくさんありました。

どれもこれも美味しそうなのですが、カフェスペースが今日は使えなかったので生菓子は断念。しかし、このお店の人気商品はシュークリーム。それを目当てに訪れたので問題ありません。

焼き菓子の「ガレット」「チョコクッキー」、そしてシュークリームを注文。

するとお店の人が厨房に入り、なんとその場でクリームを絞ってシュークリームを作ってくれました。

こちらがそのシュークリーム!
クリームたっぷりでシュー生地がちょこん。これは、かわいい……!
※お店の方が、「この角度で撮ってください」と準備してくれました。ご協力ありがとうございます!

クリームをよく見ると、とっても濃い黄色です。しかも持ってみると、小さいのに重量感がありました。果たしてそのお味は……。お店から出て、近くのベンチに腰掛けて食べてみます。

ああ……、これはおいしい……!

少し硬めなシュー生地がサクッと音をたて、濃厚カスタードクリームが口の中に広がります。想像以上に濃厚で、卵の味がしっかり感じられるほどでした。持った時の重量感は、この濃厚さを証明するかのよう。
あまりのおいしさにあっという間にたいらげてしまいました。一口二口で食べられてしまうので、さらに追加が欲しくなってしまいます。

ちなみに一緒に買った「ガレット」「チョコクッキー」はこちら。

かわいく小包装されています。

とてもシンプルで素朴なのですが、飽きのこない味。
シュークリームに続けて、一度に全部食べてしまいました。一人で。

濃厚シュークリームはもちろん、他の焼き菓子も美味しいですし、他にもモンブランなんかも大変人気があるようなので、是非是非皆さん訪ねてみてください!

カフェがお休みだったのは残念でしたので、私もまた行きたいなと思います。

 

以上裏浅草で見つけた甘いものが食べられるお店でした。
どちらも古民家風だったのは偶然でしたが、浅草らしい情緒が感じられてとてもよかったです。甘いものは雰囲気込みでより美味しくなりますしね。
他にも紹介したいお店は山ほどあるのですが、それはまた次の機会に。

ちなみに、今回紹介したお店はどちらも男性一人で訪れても全く気にならないお店です。一般にお菓子屋さんはおしゃれでかわいい雰囲気のお店が多く、男性にはちょっと入りにくいことがあるのですが、私が訪ねた2軒はどちらも落ち着いていて、男性でも気にせず楽しめます。

つむぐり
https://cafetsumuguri.tumblr.com/
住所:〒111-0032 東京都台東区浅草5-26-8
TEL:03-6337-5869
営業時間:月金 12:00-17:00 土日12:00-17:00
定休日:火・水・木曜日

菓子工房ルスルス 浅草店
https://www.rusurusu.com/
住所:〒111-0032 東京都台東区浅草3-31-7
TEL:03-6240-6601
営業時間:12:00~20:00
定休日:月・火・水曜日

石井貴大
スタジオダンク企画制作部所属。アニメ、ゲーム、マンガが好きで、同人誌即売会に参加することもしばしば。好きが高じて自分でイラストを描いたり、ゲーム制作会社にいたりした。現在は主にイラスト関連書籍や児童書籍などを担当。